気密測定に仕上げ工事。泉区O様邸(平屋)

仙台市O様邸では仕上げ工事が完了しました。写真は小屋裏の天井の断熱の吹込みグラスウールの施工中の写真です。
 

  

O様邸は平屋なので天井断熱の面積が大きいです。鎌田工務店の天井断熱は主にブローイング工法と言う吹き込み式の断熱施工を採用しています。ブローイング断熱工法は断熱先進国で長年の実績がある工法で、作業車に積まれた吹き込み専用マシーンから、おもに天井裏等に専用の断熱材を吹き込む断熱工法です。短時間で断熱材を入れることが可能で工期を短期間で終わらせる事ができ、新築はもちろん生活しながらに断熱対策ができるため、リフォームの際には大きなメリットになります。(防湿気密シートは必要)
天井裏は吊り木や野縁、配線配管等の障害物が多いため、従来のグラスウールを下地の上に置く、敷きこみ工法では 部分的に断熱材が入っていなかったり、十分な厚みが確保されてない場合においても、ブローイング工法なら断熱材がすみずみまでいきわたり、スキ間なく施工できます。厚みは400㎜以上の厚さで断熱しています。400㎜以上の厚みでも、ブローイング工法で使用する断熱材は単位面積辺りの質量も軽いため、重さで建物自体にかかる負担も少なく 建物の寿命を損ないません。
 

  O様邸の気密測定も工事途中で測定しました。せんだい健幸省エネ住宅の申請では気密測定が必須です。
住宅はどんなに腕が良い大工さんでも小さな隙間を無くして造る事は難しい上、水道・電気・換気・設備など、気密部を貫通するものが色々あります。気密測定は、住宅がきちんと隙間なく施工されているかチェックする事ができます。結果はC値0.4㎠/㎡でした。大きな掃き出しの引き違い窓を採用していたので結果が0.5㎠/㎡以下だったので安心しました。
鎌田工務店ではC値0.5㎠/㎡以下を目標としています。

 

 

 仕上げ工事では塗装の塗装屋さん、壁紙はりの職人さん、珪藻土壁の左官屋さん、玄関やポーチタイルのタイル張りの職人さん、照明器具取付の電気屋さん、便器や化粧台の取り付けの設備屋さんと様々な業種の職人さんが、現場に入ります。上の写真は仕上げ工事の壁紙の内装工事の写真です。

石膏ボードのジョイントを内装屋さん(壁紙工事の職人さん)がクロスの下地処理としてボードの継ぎ目や、石膏ボードを固定しているビスにパテを施し、サンドペーパーで全体を平滑にしていきます。一回目のパテに二回目の仕上げのパテを行います。その後、壁紙を貼っていくのですが、壁紙は下地次第で仕上がりに大きな差がでます。
地味ですが、壁紙のクロス職人さんの丁寧な作業が活きます。O様邸の内装はモノトーンなシンプルな内装でお客様のセンスが光る内装に成っています。水廻りの大理石調の床材や選んだアクセントクロスの柄は選んだ設備器具とも合います。

 

 
  O様邸は、換気装置の風量測定や外部のシェード、網戸の取り付け工事が残っております。
建物完了検査や水道、電力の検査を受けてお引渡しに向けて最終クリーニングや検査や点検に成ります。間もなく外構工事もスタートします。