付加断熱施工と造作工事

 

 

 

 今年、最後の工事日記の更新です。さて、仙台市若林区Ⅰ様邸では造作工事が終盤です。屋根の写真は、縦ハゼ葺きを採用してガルバリウム鋼板を改良してより耐久性の増したSGL鋼板を葺いています。来年早々には太陽光発電パネルも設置を予定しています。

お施主様と配線立ち合い後に、断熱工事を開始しました。外部にも内部と同じ、16K高性能グラスウールの90㎜厚みを採用しました。付加断熱の外側の断熱材を施工してまずは外部からの雨水の心配がないように透湿防水シートをはります。透湿防水シートは水は通しませんが湿気は通す特殊なシートで壁の中の湿気を外部に排出する役割を果たします。

透湿防水シートの上から通気胴縁の施工を行います。通気胴縁は外壁の仕上げ材との間に隙間を作る為の部材になります。この間を温まった空気が上に上がっていき、軒の換気部材から排出されます。外壁の仕上げもガルバリウム鋼板ですがその間も空気が流れるようになります。外壁材は鎌田工務店でも初めて採用する柄で、ブラックをメインとしたフラットな仕上げで納まりが楽しみです。

内部でも高性能グラスウール断熱材の充填します。外と内側の2重の断熱に成り、外と内で熱橋が少なく成り断熱効果が高くなります。隙間なく丁寧に施工される事で断熱材の性能が計算通り発揮されます。
隙間があると計算通りの性能は出ませんで、丁寧な施工を心がけます。

鎌田工務店では高性能グラスウールがメインの断熱材です。そのグラスウールですが防湿シートが付いていません。別張りの防湿気密シートを高性能グラスウールの上には張ります。(一階の天井には断熱目的ではなく遮音効果の為に安価な防湿層付(ミミ付き)グラスウールを入れています)

断熱材を充填した後は防湿気密シートを張ることで確実に外部と内部の空気のやり取りを止める事が出来ます。こうすることで、空気と湿気の行き来がなくなり、断熱が効きます。断熱材をどんなに高性能な物を採用しても気密施工がなければ、空気や熱の出入りも大きくなります。魔法瓶の蓋を開けておくと熱いお湯が冷えたり、冷たい水が温くなるのと同じようなものです。断熱工事と同時に大工さんが1種換気(24時間換気)の施工をするのですが、数多く採用しているのでダクトの施工も成れて以前より早く施工が出来るようになりました。

 

 

 

 

 造作工事も終盤で床材の施工や下地の石膏ボード張りも完了しました。今回の工事日記ではハード面の情報ばかりですが、内部の造作では突板フロアーや挽き板の床材を採用していて、木目の表情が楽しめます。Ⅰ様邸は建替え工事なので、前の家で取り付けていた立派なタモカウンターも再利用したり、お施主様が購入したインテリア照明やアイアン手摺を設置します。仕上げ工事の方でも輸入クロスを採用したアクセント壁面もあるので仕上がりが楽しみです。

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