2025/10/13


泉区O様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。
O様邸でも付加断熱は高性能グラスウールを採用しています。内部の充填断熱も壁の間に隙間なく
高性能グラスウールを充填しています。

透湿防水シートは遮熱効果もあるABSS(アビス)遮熱シートを採用しました。遮熱の効果よりも、他の透湿防水シートよりもかなり丈夫なのと、防水の効果に期待しています。通常、透湿防水シートは壁の中の湿気は逃がすが、外からの雨水は通さないシートで住まいの長寿命化に貢献する優れものです。
透湿防水シートを施工した後に、外壁サイディングの下地にも成る通気胴縁と言う木材を取り付けています。土台部分からこの桟の間を屋根裏に空気が流れて棟から排出されます。壁の中からの湿気も一緒に排出される為、壁の中が腐りにくくまた、仕上げの外壁材との間にも空間ができて雨水の壁内への浸入リスクも減ります。
鎌田工務店では軒が深いので軒部分にも一部穴の開いた有孔と言う軒天材を張り、外壁の通気層に入った湿気や熱も排出しています。


瑕疵保険の検査後に、お施主様とコンセントやスイッチの配線立ち合い確認をしました。立ち合いでは、棚や細かい収まりも一緒に確認します。
その後に、内部の断熱気密がスタートします。高性能グラスウール断熱材の施工が終わると防湿気密シートを別張りしていきます。気密シートを別で張ることで確実に防湿気密を行います。この防湿気密シート施工をすることで、室内の湿気も壁の中に入れません。先張りシートや窓周り配線などの穴など気密テープで処理をする為手間は掛かりますが、性能を確保するために大事な作業になります。いくら断熱材に高性能な良いものを使っても気密性が低いとそこから熱や湿気も出て行き入ってきてしまいます。
また見えにくいですが、窓と下地材の間にある数mmの隙間や、配線の穴にも職人さんが丁寧にウレタンなどで隙間を埋めています。
断熱材を充填した後は防湿気密シートを張ることで確実に外部と内部の空気のやり取りを止める事が出来ます。こうすることで、空気と湿気の行き来がなくなり、断熱が効きます。断熱材をどんなに高性能な物を採用しても気密施工がなければ、空気や熱の出入りも大きくなります。


O様邸の換気システムはにダクト式第一種熱交換換気を採用しておりますが、給気、排気を機械で強制的に行い、室内の汚れた空気を排出する際、熱を回収し外気から給気する新鮮な空気に熱を伝わらせることのできるシステムで熱交換率90%の高性能の換気システムに成ります。外部の温度が0°でも室温が20°あれば18°に暖められた空気が室内に入ってくるので冬場の光熱費の削減にも成ります。夏も同じ効果があり内部が冷えている時は、外部より冷やされた空気が室内に入ってきます。
断熱・気密工事、換気装置の工事が完了すると、造作工事が始まりす。O様邸では石膏ボード張りが完了して床張りが進んでいます。鎌田工務店では内装材の下地なる(火にも燃えずらい)石膏ボードをホルムアルデヒドを短時間で吸収分解する性能のある、吉野石膏の「ハイクリンボード」を採用しています。通常の石膏ボード同様、不燃性や施工性などの優れた性能を残しつつエアコンや空気清浄機などと違いランニングコストをかけずにお部屋の空気環境をキレイに保ちます。

外壁工事も完了し、間もなく太陽光発電パネルの設置や、雨樋の設置なども予定しています。








