仙台市泉区 O様邸の基礎工事

 

 

  
 お盆休みから時間が経ちましたが、バタバタしておりますが全開で動いています。
休みの間も事務仕事や打ち合わせもありましたが、休養も取れたので、猛暑に負けず頑張っていきます。

さて、仙台市泉区O様邸の基礎工事は立ち上がりコンクリートの打ち込みまで完了しました。
まずは、基礎工事に着手する前に、建物の位置、壁や柱の芯(通り芯)、および基準となる高さを示すために、杭と板(水貫)で設置する「やり方」から進めて
敷地に図面通りの建物を正確に配置するための基準となり、基礎の正確な位置を決定しながら、建物外周部を中心に基礎の深さを確認しながら 掘削作業を進めていきます。

基礎の高さに合わせて掘削が終わると 転圧機で地盤をしっかりと締め固めをして、 締め固めた土の上に砕石を敷いていき もう一度、転圧機で締め固めます。
砕石の上に防湿シートを全面に敷いてから 外周部に「捨てコンクリート」を打ち込みました。
「捨てコンクリート」は建物の位置を 正確に出すために墨で印をつける事と コンクリートをせき止める型枠を 立てる為に施工しています。
 


 

 

瑕疵保険の基礎の配筋検査も無事合格し、型枠が組み終わると床スラブのコンクリートと立ち上がり部分のコンクリートを二回に分けて施工します。
耐震等級3を取得している基礎配筋に成ります。ポンプ車という特殊な車両でコンクリートを送り込むホースを型枠の間に入れて流していきます。コンクリートが隙間なく行きわたるように、コンクリート内にある空気を抜くために、バイブレーターと言う振動機を使っています。

一回目の土間部分のコンクリートを施工しました。ポンプ車でコンクリートを流してからタンピングを行い、コンクリート内部にある隙間をなくしてから少し固まるのを待ってコンクリート表面をコテで押さえていきます。このタイミングで地鎮祭でお施主様から預かりました「鎮め物」も土中に鎮めさせて頂いています。その後に、土間コンクリートが固まってから立ち上がり部分の位置を墨出しを行い型枠を組んでいきます。さらにアンカーボルトをセットして確認を行います。

二回目の立ち上がりコンクリートは、立ち上がり部分のコンクリートをもう一度ポンプ車で流し込んでいきバイブレーターと呼ばれる振動機で振動を与えながら隙間をなくしコンクリート密に締めていきます。その後に、基礎の天端を仕上げる作業も同じ日に行います。

  

 

 

立ち上がりのコンクリートを施工してこの状態で数日間はコンクリートの乾かす期間の養生を行いコンクリートが固まってから型枠を外します。
夏の暑い時期は、散水してコンクリートを水で濡らして養生します。適切なタイミングの散水で水分の蒸発を防ぐことができます。
写真の基礎(ベタ基礎工法)は、建物の過重を均等にバランスよく支える基礎構造で、建物全体をしっかり支えると同時に地震などの外力を地盤に分散させる大切な役割を果たします。また、通常、基礎のコンクリート立ち上がり部分は幅150㎜が一般的ですが、鎌田工務店では外周部のみ幅180㎜にして強度を上げています。

基礎工事が完了すると、建て方工事の前に外部の給水や排水の配管工事を行う予定です。その後に足場を組んで建て方工事を開始します。
O様邸は、耐震等級3の耐震性を兼ね備えて、「せんだい健幸省エネ住宅」に申請したZEH住宅でもあります。完成までしっかりと施工管理させていただきます。