外壁(通気)下地と断熱気密(防湿)工事

 

 

 

 

 仙台市泉区T様邸では台風が来る前に外壁の透湿防水シートの施工が完了して

外壁の下地にもなる通気下地も完了しました。

透湿防水シートの上に通気胴縁と呼ばれる木の桟を留める工事に成ります。

この通気胴縁の間を湿った空気が暖められて上昇気流により、天井裏まで上がっていきます。

付加断熱の施工後に透湿防水シート(シルバーのシート)はった後、

通気胴縁と呼ばれる木の桟を取り付けます。

この桟の間を空気が流れる事で壁の中の湿気を

屋根裏に運び、屋根の一番高い所に設けた換気部材から排出されます。

外壁をはると見えなくなってしまいますが、

土台部分からこの桟の間を通り、温度差を利用して屋根裏に

空気が流れて棟(屋根のてっぺっん)から排出されます。(熱い空気は上にあがるのを利用して)

壁の中からの湿気も一緒に排出される為、壁の中が腐りにくくまた、

仕上げの外壁材との間にも空間ができて雨水の壁内への浸入リスクも減ります。

仕上げの外壁材で建物を防水するのではなく、透湿防水シートの状態で

シートのジョイントや窓周りの防水テープを施工して完璧な防水を目指します。

防水や通気も建物の寿命を延ばす大切な部分なので念入りな施工を心がけています。

 

 

 

 

 

壁には高性能グラスウール断熱材を入れています。密度も16キロ品の

高性能断熱材です。(こしがあり独立して立つくらいしっかりした断熱材です。)

密度が低く、性能の低いグラスウールなどの断熱材を使用すると将来、垂れて隙間が出来たり、

熱が逃げやすくなります。この高性能な断熱材を使うとそんな心配もなく、

確実に性能を発揮してくれます。断熱材を施工した後、防湿気密シートを後から貼っています。

これを丁寧に施工することで確実に気密性能が出て、C値(隙間相当面積)も

0.5を切ることができます。この防湿気密シート施工をすることで、

室内の湿気も壁の中に入れません。先張りシートや窓周り配線などの穴など

気密テープで処理をする為手間は掛かりますが、

性能を確保するために大事な作業になります。

いくら断熱材に高性能な良いものを使っても気密性が低いとそこから熱や湿気も

出て行き入ってきてしまいます。この防湿気密をしっかりと行わないと壁の中に

湿気が侵入して、躯体の内部結露の原因になってしまいます。何でもそうですが、

良いものを使って正しく施工することは性能を発揮するための必須条件と言えます。

断熱・気密の施工精度を上げるためには、現場管理者・断熱施工者は勿論のこと、

電気工事を担当する技術者や大工さん・水道業者さんや工事に関わるの職人の

共通意識が本当に必要です。断熱や防湿気密に絡む電気、換気、水道の施工部位も

共通の認識が無いと良い防湿構造が出来ません。


繊維系の断熱材を使う住宅会社なら住宅の防湿施工には力を入れていると思います。

理由は住宅の壁内のカビは、外壁の防水が切れて外部からの水が浸入するより、

室内で発生した湿気が壁内に入ってしまい壁内にカビが発生することが多いです。

浴室のリフォーム工事や住宅の解体工事を経験する工務店だからこそ良く分かります。

問題は壁の中(特に内側)に隙間があることと気密(防湿層)が取れていないことが

大きな原因になります。ではどうすれば解決するかと言いますと、

やはり丁寧に断熱材を入れて、壁内に湿気を入れない防湿を考えて丁寧な気密の

施工をしっかりと行う事が大切です。

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