棟箱(むなばこ)高断熱高気密住宅の施工

 

 

 

 

 

 

 

大崎市S様邸では建て方工事が完了して

瑕疵保険の躯体検査も合格しました。お施主様とのコンセントやスイッチの

場所確認も終えて断熱気密工事も開始しました。

外部は屋根のスカイメタルルーフも葺き終え付加断熱施工も

完了して外壁の透湿防水シートを貼り終えて、

雨水が建物内へ浸入する心配がなくなりました。

通常、透湿防水シートは壁の中の湿気は逃がすが、外からの雨水は通さない

シートで住まいの長寿命化に貢献する優れものです。

ご存知ない方も多いと思いますが、

透湿防水シート(俗称:タイベックシート)を日本に広めたのは

新住協の代表理事の鎌田先生です。今から約30年前の話です。

木造住宅に透湿防水シートを外壁を貼る前に全面くるみ、

通気層を設けることになった事で木造住宅の寿命が延びた事は

大変な功績だと思います。

透湿防水シートの上から通気胴縁(外壁の下地にも成る)を付けます。

通気胴縁の工事も重要に成ります。

この通気胴縁の間を暖まった空気が上がっていき、

屋根裏から屋根の一番高い場所や軒天の有孔から排熱されます。

通気層を通り高い場所から排熱することで

外壁面の壁や小屋裏内に熱を溜め込まず熱気を効率よく熱を抜く

工夫しています。通気層をしっかり確保すると躯体換気(温度差換気)

十分機能させることが出来ます。

 

鎌田工務店でも久しぶりに成りますが小屋裏の一番高い場所の壁に

棟箱(むなばこ)と上棟飾りを納めました。

棟箱の中にはお人形や鏡・白粉・針道具などの女性が使う

7つの道具が入っています。またお施主の名前と施工者の名前、

上棟時期も記載します。何十年後たっても誰が建てた

建物かが一目瞭然に成ります。上棟の棟箱や飾りは、

映画「となりのトトロ」の「まっくろくろすけ」が出ている

シーンにも小屋裏空間をまっくろくろすけが、

移動する際に上棟のお飾りが映っていました。

地鎮祭と同じで昔からある儀式に成りますが天地(あまつち)の神、

八百万(やおろず)の神々に真摯に安泰を願うことは、

自然や周囲の方へ感謝の心を忘れないようにする良い機会に成ります。

 

 

内部の充填断熱の写真です。内部の壁に断熱材を入れてきます。

窓や配管等の周りはウレタンなどの発砲系断熱材も多少使いますが

鎌田工務店では高性能グラスウールがメインの断熱材です。

そのグラスウールですが防湿シートが付いていません。

別張りの防湿気密シートを高性能グラスウールの上には張ります。

(一階の天井には断熱目的ではなく遮音効果の為に

安価な防湿層付(ミミ付き)グラスウールを入れています)

断熱材を充填した後は防湿気密シートを張ることで確実に

外部と内部の空気のやり取りを止める事が出来ます。

こうすることで、空気と湿気の行き来がなくなり、断熱が効きます。

断熱材をどんなに高性能な物を採用しても気密施工がなければ、

空気や熱の出入りも大きくなります。魔法瓶の蓋を開けておくと

熱いお湯が冷えたり、冷たい水が温くなるのと同じようなものです。

断熱性を高めるのに大事なのは断熱材の種類ではなく、

現場で施工をしっかりと行い、その確認も確実に行うことと

大工さんだけではなく水道工事の業者さんや電気工事の業者さん

などの工事に参加する全ての業者さん同士が

防湿気密層に穴を開けないお互いの配慮がある工事が必要です。

 

 

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